x264 r1947更新

 x264 が更新され、r1947になりました。

 今回よりgcc4.6.1に切り換え、gcc4.6系から追加された最適化オプション -Ofast を実験的に有効化してあります(gcc4.5系と比較し、同一のエンコード結果が得られるかチェック済み。私の環境ではgcc4.5.2と比較し約1.5%~1.9%の高速化)。("-O3 -ffast-math"とほぼ同等の作用であり、x264においては主だった効果がないと思われます。動作チェックにおける高速化は-fno-strict-aliasingを外したことによる結果ですが、過去のバイナリより高速化されている点に違いはありません)。

 またr1947より、lavfおよびffmsをサポートしない「light版」を用意しました(L-SMASHベースのみ)。例えば、エンコードの際にAviSynthかy4m(yuv4mpegpipe)入力しか使わず、音声も生AACのみを入力・コピーしながら映像とmuxして出力する用途であれば、そもそもlavfやffmsを必要としないため、x264バイナリを大幅にコンパクト化できるだけでなく、lavfやffms側の不具合やライブラリ群の変更に影響されない利点があります(x264に何らかの不具合があっても原因を特定しやすい)。x264への入出力を把握している人向けですので、今ひとつピンと来ない方は従来どおり full バイナリの使用をお奨めします。

64bitと32bitのWindowsバイナリを以下に置いておきます(左サイドバーや上のアイコンからもダウンロード可能)。

x264 r1947 L-SMASH Download
    [Windows 64bitバイナリ]
    [Windows 32bitバイナリ]

 

x264 r1947 [Light] L-SMASH Download
    [Windows 64bit/32bitバイナリ]

 

【L-SMASH及び適用パッチ】

  1. L-SMASH コミット:7fe0666e6d254d4b636fd0f9db8489bb446f991d
  2. fgo_win64support_fix
  3. fade_compensation
  4. filters_hqdn3d_pad_vflip_yadif
  5. enable-lto-Ofast
     
     
x264 r1947 GPAC Download
    [Windows 64bitバイナリ]
    [Windows 32bitバイナリ]

 

【GPAC及び適用パッチ】

  1. GPAC(golgol7777) コミット:5a1df931f7dba28b0da2
  2. fgo_win64support_fix
  3. fade_compensation
  4. enable-lto-Ofast
     
GCCおよびライブラリのバージョンおよびリヴィジョン

built on Apr 29 2011, gcc: 4.6.1 20110410 (prerelease)
configuration: --bit-depth=8
x264 license: GPL version 2 or later
libswscale/libavformat/ffmpegsource license: GPL version 2 or later

libswscale 1.1.0
libavformat 53.0.3
ffmpegsource 2.15.0.1 r459

不具合がありましたらコメントにてお知らせください。

以降の予定:
FullバイナリのCPUアーキテクチャ別の最適化をやめ、32bitおよび64bitそれぞれ1本化する(種類の簡素化)。

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