x264、AVX-512 への対応を始める

Sandbox のほうで AVX-512 のサポートが始まっているけれど、現在 Xeon Phi に載せている AVX-512 が Core 系(Core i5,i7クラス)のミドル・ローエンドプロセッサに実装・有効化されるのはコードネーム Cannonlake からだと噂されているので、安価にその恩恵を受けられるのはもう少し先になりそう。

今回サポートを始めたのは Intel 次期ハイエンドプロセッサ Skylake EP/EX(-X) の AVX-512 がベースになっているようで──

 ・AVX512F(Foundation) *すべてのAVX-512に載る基本命令セットと512bit幅のSIMDレジスタ追加等
 ・AVX512CD(Conflict Detection) *ベクトル化の高効率な競合検出
 ・AVX512BW(Byte and Word) *8bit及び16bit整数演算に対応する拡張
 ・AVX512DQ(Doubleword and Quadword) *32bit及び64bitの新たな整数演算
 ・AVX512VL(Vector Length) *XMMレジスタ(128bit)とYMMレジスタ(256bit)で動作可能な拡張命令とSIMDモードの追加

以上の拡張を踏まえたサポートが開始されている。

AVX-512 は、AVX512F をベースに他の拡張がオプション扱いで実装されるから、一言に AVX-512 といってもどういった命令がサポートされているのか把握しておく必要がある。 Cannonlake は Skylake EP/EX(-X) と同等の実装+αが見込まれているので Cannonlake でどれほどの効果が出るのかワクワクするのも一興かもしれない。

今後は、SIMD 命令の効果が出やすい x265 といった他のエンコーダや一部プラグインフィルタも遅かれ早かれ対応が期待できそう。

*出典・参考文献
x264 Sandbox Developement
Intel® Architecture Instruction Set Extensions Programming Reference (PDF)

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