去る23日、新宿バルト9 シアター6 で開催された TV アニメ『Re:ステージ!ドリームデイズ♪』の先行上映会に行ってきたのですが、キャスト陣のトークもおもしろく、僕たちファンと同じかそれ以上に声優さんも感慨一入なんだな……というのが伝わってくるイベントでした。

惜しむらくは、月坂紗由役の鬼頭明里さんが「ラン何とか祭り」に押さえられてしまい登壇できなかった事だけれど、仕事だし仕方ないかなと。初期から推していたファンとしては、6人揃った状態でアニメ化のイベントを祝いたかったなというのが本音ですけどね。

 で、アニメのほうは1話・2話が上映され、OP のみ無い状態で編集されたノンストップバージョンでした。OP はカットしたのではなく「まだ出来ていない」という話だったので、本放送で「Don’t think,スマイル!!」とともに視聴できる楽しみとして残しておこうぜ、みたいな。

ストーリーは原作ベースといいますか、タイトルに「Re」が付いていることからもわかるように、アイドルを目指すヒロインたちがリトライ・再チャレンジする姿を通じて様々なエピソードが展開していく作品なのですが、2話まで観た限りでは構成・脚本ともに申し分なく、SE や BGM のちょっとしたセンスがコメディとしても「イケそうだ」と感じさせてくれるに十分なものでした。ネタバレするわけにもいかないので、大まかもでも予習したい方はゲームアプリ『Re:ステージ! プリズムステップ』(リステップ)をおすすめします。

そして、見るまでは懸念材料でもあったキャラクターデザイン(以下キャラデ)なのですが、1話序盤で「なぜこのキャラデなのか」一瞬にして察するに十分なインパクトある映像が流れます。

「そっか。中学生らしさと描きやすさをとことん優先したんだ」と。

『リステ』はキャラデに和泉つばすさんを起用しているのですが、つばすさんの絵は繊細な線と目周りの彩色が非常に特徴的で、忠実性を重視して描くと工程数が増えて時間がかかりそうな画風です。そういう意味でアニメ『ましろ色シンフォニー』は限られた時間とマンパワーで作画スタッフ頑張ったんじゃないかな……と思っているひとりなのですが、『リステ』はアイドルものなのでライブとそれに付随するアクション・カメラワークは最大の見せどころ。とにかく動かさなくちゃいけない。パンション・輝きを表現しなくちゃいけない。

そこで、あどけなさを残した中学生らしさと、アニメーションとして動きで表現するための描きやすさを両立させようとしたデザインなのだとしたら……。腑に落ちるのは一瞬だった。CG を使うにしても CG 化しやすいキャラデかなとも思う(2話までのキャラはフル手描きで中割も頑張っていた)。

 最後に、『リステ』といえば楽曲。アニメのテーマ曲「Don’t think,スマイル!!」や ED にチョイスした”あの曲”含めて『リステ』ファンなら「そう、それ!」と思わずうれしくなる選曲で、監督さんが楽曲を聴き、『リステップ』もプレイして作品の魅力とその理解に時間を割いていた話もあったのでいろいろ期待できそう。というか2話まで観た限りでは「リステを信じてよかった」マンになった。何がどこで使われていたか書いてしまうとあれなので、ディテールはアニメ本放送で。

あと、気になるのは「オルタンシア」「ステラマリス」「テトラルキア」「トロワアンジュ」といったライブでも欠かせないユニットのキャラ・楽曲をどう織り交ぜていくのかだけど、それなりに絡んでくれるとうれしいな……と思いながら上映会の余韻を楽しみつつバルト9を後にしました。

7月7日の本放送が楽しみ。

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