r935 ベースである点は同じなので L-SMASH Works としての機能に一切変更点はありません。で、どこが変わったのかというと、リンクしているライブラリのうち L-SMASH が r1474 、ffmpeg が 4.0.2 になりました。

その ffmpeg ですが、4.0 系から NVIDIA GPU のみで使える H/W デコーダ "NVDEC" が有効化され、NVDEC 用のヘッダーを含めてビルドすることにより扱うことができます。

L-SMASH Works r935 release2 では以下のコーデックが NVDEC で利用できるはずですが、わたくし、NVDEC 対応の NVIDIA アーキテクチャ GPU を現在所持していないため未チェックであり、「動作します」とは断言できません。あしからず……。

■ NVDEC 対応コーデック
コーデック名 : Preferred decoders 記載名
H.264 MPEG4/AVC : h264_nvdec
H.265 HEVC : hevc_nvdec
Motion JPEG : mjpeg_nvde
MPEG-1 : mpeg1_nvdec
MPEG-2 : mpeg2_nvdec
MPEG-4 : mpeg4_nvdec
VC-1 : vc1_nvdec
VP8 : vp8_nvdec
VP9 : vp9_nvdec
WMV9 : wmv3_nvdec

NVDEC をサポートしている GPU と対応コーデック・ビット深度情報はこちら
NVDEC Support Matrix | NVIDIA Developer

1件のコメント

  1. お世話になっています。
    L-SMASH Works File Readerで読み込むと表示タイミングがおかしい
    MPEG2-TSファイルに稀に遭遇して困っております。
    症状としては読み込んだクリップの冒頭に、本来であれば
    クリップの途中(殆どの場合番組の終盤)に表示される筈のピクチャ1枚が
    数10~数千フレーム程度連続して表示されるというものです。
    またその冒頭不正表示ピクチャの後は本来のピクチャ順で再生されるのですが、
    当の不正ピクチャが本来表示されるタイミングより後ろのピクチャは全部欠落しています。

    ●イメージ
    ・正しい表示順のクリップ

    ・問題のクリップ

    最初はPCRのWrap-aroundを疑っていたのですが、TsSplitterの
    -PTSオプションでPTSを1:00から振りなおしてみても解消しませんでした。
    (そもそもソースのクリップからしてPCRはWrap-aroundしてない)

    MurdocCutterを使って試行錯誤してみたのですが、冒頭に挿入される
    ピクチャの前後を狙い撃ちで切り取っても問題は発生しなくなる為、
    ある程度クリップの長さがないと発生しないようです。
    (後続の番組冒頭が含まれている事も条件のように思えます)

    ・r935 release2
    ・indexファイルを作成してもしなくても不正なタイミングで表示される挙動は一緒

    以下の症状は未編集の場合のみ発生するようです(GOPが閉じてないケース?)
    ・mpeg2videoとmpeg2_nvdecで表示枚数が違う(どちらも冒頭に不正ピクチャが表示される点では同じ)
    ・mpeg2videoもmpeg2_nvdecも読み込み直す度に冒頭に表示される不正ピクチャの枚数が変動する

    問題が発生するクリップ(NHK総合)を症状が発生するギリギリまで
    範囲を狭めて切り取ったファイルを作成し、そのindexファイルをアップしました。
    https://drive.google.com/open?id=1srAFPqopg6Xt53RG_7X57rMFZzwD6TCU
    illegal_PTS_sample.ts.lwi

    素人目にはPTSが狂っているように見えますが、この症状の原因が
    何かお分かりになりますでしょうか?
    どうぞよろしくお願いします。

    tokohito

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